ドゥブロヴニク旅行中、日帰りで行ける場所の一つはツァヴタットとコナヴレです。クロアチアをまったり個人旅行されている方にもオススメな観光地です。
コナヴレの入口に在るツァヴタット町は、ドゥブロヴニク市から南に二十キロ離れた素敵な町です。ドゥブロヴニク空港からは三キロです。
ツァヴタット町は紀元前六世紀にギリシャ人が設立し、エピダウロスと名付けられました。ロ-マ人が紀元前228年から治めて、エピダウルムと呼びました。
七世紀にアヴァ-ル族やスラブ族がエピダウルムを攻めました。面白い事に、エピダウルムの難民は現在のドゥブロヴニク地域に辿り着き、ドゥブロヴニクを建設しました。今は、一万人を超える観光客が巨大クルーザーで一気にドゥブロヴニクの旧市街内に入る時、通の人は、それを避けてはツァヴタットやコナヴレに行って楽しみます。
私達はコナヴレ・オプシュティナ、ツァヴタット町を含む基礎自治体へ八月末に行きました。ツァヴタットはコナヴレの入口にあるので、まず、美しい海岸通りを散歩しました。多くの漁船や豪華なヨットが止まっている海岸通りには、レストランや小さな金細工職人のお店やお土産屋さんが並んでいます。もし食事をされるならLeutをオススメします。そして、ここから船で島やドゥブロヴニクを巡るツァ-を予約する事もできます。私達はクロアチアの最も有名な現代彫刻家イワン・メシュトロビッチ の傑作を見に行きました。
ツァヴタットで有名なラチッチ船主家族の霊廟は、1921年にメシュトロビッチの設計で建てられました。建物全体が有名なブラチ島の白い石灰岩で作られました。石灰岩以外の唯一の素材は扉と鐘に使われた銅です。メシュトロビッチは鐘にこう書きました「愛の謎を解けば、死の謎も解けて永遠の生を信じるだろう」。
日没を撮りたいと言うと、地元の人はベリィ・ドル高台を勧めてくれました。ツァヴタットの東、狭いくねくね道路を通ってデゥバに向かいました。目に入る周りの風景は、太陽の暑さで枯れた植物と岩ばかりでした。遠くにコナヴレの畑やブドウ園が見えました。十五分間ゆっくり運転して、標高500メ-トルの高台に辿り着きました。景色は素晴らしかったです。
日没まで時間があったので最も良いスポットを探していると、素敵な自営農場のコナヴスキ・コミン・コノバを見つけました。ネベンカさんが綺麗なコナヴレの民族衣装で迎えてくれました。
お店のオススメ料理はラムのペカなので、メニューは直ぐ決まりました。但しペカ料理は焼くのに90分はかかりますので、事前に予約が必要なものです。迷わずに予約をして日没の写真を撮りに行きました。仕事を済ませて、コノバに戻り自家製ワインを注文して雰囲気を楽しみました。
間も無く料理人のフルヴォイェさんにペカが焼けたと呼ばれました。私達は二人分のペカ、500グラムのラム肉と一緒に焼かれたジャガイモを頼みました。ほかにネベンカさんが毎日焼いている自家製のパン。ラムは、友達のカルロの言い方だと「最高の中の最高」の肉でした。ラム肉食べながら、ジャガイモの味を楽しみ、パンを口にすると…至福のひとときで、完全に満たされました!